協働のかなめ

2020年7月19日(日) 第三主日礼拝

宣教者 岡村直子牧師

コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章27節〜13章3節

コロナ危機のために4月はじめに予定していた「教会と幼稚園奉仕者の任命式」を本日行うことになりました。日本バプテスト東京第一教会の歴史は記念誌を見ますと1921年からバプテスト教会として活動を始めています。その最初の頃から子どもたちの教育を大切にしてきたことが記念誌から伝わってきます。戦後間もない1948年に幼稚園が発足してからも、1999年から“学校法人東京第一バプテスト学園こひつじ幼稚園”となってからも、教会と幼稚園は、車の両輪のようにして歩んで来た、と言えます。パウロが言う、同じ一つの体のようにして、助け合い、祈り合いながら活動を続けてきた、と、ここに赴任してきたばかりの私は想像しています。
パウロはコリントの教会に対して、「あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です」と言います。人それぞれに与えられた様々な賜物や働き、役割は全体としての体のためにあることを強調しつつ、もっと大きな賜物を求めなさいと励ましています。そして続けて“道”として愛の重要さを述べています。もし愛がなければどんなに賞賛されるようなことも全く無益であると言います。「・・・全財産を貧しい人々のために使い尽くそうとも、誇ろうとして我身を死に引き渡そうとも、愛がなければ、わたしに何の益もない。」(12章3節)イエス・キリストにより溢れる愛を受けている教会であり私たちです。共に活動していく中で、どんな働きや賜物が与えられるとしても、その根幹に神の愛を求めて歩みたいと思います。

 

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