神の言葉に生きない誘惑

9月10日(日)11時~12時 第二主日・合同礼拝

宣教者 岡村直子牧師

ルカによる福音書 4章1~13節

今日は東京第一教会の礼拝に、幼稚園のろば組さんの子どもたちや保護者の方々、教職員の方々が参加してくださる嬉しい日です。共に礼拝できることは教会の喜びであり、神が喜ばれることです。参加される方が、自分は歓迎されていると受け取ってくださいますように。本日は、幼稚園の9月の暗唱聖句になっている言葉を含むまとまりからイエス・キリストを知る手がかりとしていきたいと思います。
キリスト教会はキリストを宣べ伝えることをその使命としています。イエス・キリストを通して人は、神を知ることになるからです。イエスは人間としてこの世に生まれ、大人になってから社会に出て伝道活動を始めました。活動を始める前に、悪魔からの誘惑というテストを受けました。今日はそのところの聖書を読んでいただきます。イエスが神の子として、差別なく全ての人を救うという使命を遂行するためには、まずは神に敵対する悪魔の誘惑を退けることは必須でした。3つの誘惑のうちの最初の誘惑に対する答えが、幼稚園の9月の暗唱聖句です。イエスは40日40夜の間、荒野で断食して空腹を感じたときに悪魔がささやくのです。「神の子なら、この石にパンになるように命じたらどうだ。」 それに対してイエスは言われました。「『人はパンだけで生きるものではない』と書いてある。」 二つめの誘惑、三つめの誘惑、と続きます。イエスは、すべて聖書にある言葉によって、悪魔の誘惑を退けました。このイエスの姿を私たちは見習いたいですが、それほど聖書の言葉も知らない、弱い私たちはいったいどうしたらよいでしょうか。人間として正しい、心ある判断をして生きていきたい私たちですが、ままなりません。神の心にかなう生き方をしていきたいのに、誘惑に陥って悲しむ私たちを知って、神はイエスをこの世に送られたのです。キリスト教会はイエス・キリストが死から復活した日曜日に毎週礼拝を行っており、聖書の言葉を聞く機会になっています。幼稚園で、教会で、神の言葉であるイエス・キリストを知っていく生活に心をとめてくださいますように。神による平和を共に祈って歩みたいと思います。

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