マタイを弟子にする

2019年7月14日   第二主日礼拝

宣教者:山本弘夫伝道主事

マタイによる福音書 9章9-13

  本日の聖書箇所はマタイによる福音書を書いたマタイがイエスの弟子になるところです。

 マタイは徴税人という仕事についていました。徴税人はローマ帝国またはその配下の王のために同胞であるユダヤ人から税金をとる仕事です。そのため同胞であるユダヤ人からひどく嫌われ軽蔑されていました。

 マタイは経済的には裕福でしたが、その心は苦悩を抱え、満たされない状態でありました。

 マタイの収税所の前を通ったイエスはマタイに「わたしに従いなさい」と声を掛けます。

 マタイは立ち上ってイエスに従いました。

 精神的に満たされていなかったマタイはイエスの評判を聞いてイエスによって救われたい大きな希望をいだいていたと考えられます。

 マタイは裕福な生活ができる徴税人という職業を失いましたが、イエスに従うことで真の心の満足と幸福感を得ることとなります。

 現在20億人といわれているキリスト教徒の元祖ともいうべき12弟子の一員となり、いつの時代においてもベストセラーである聖書の著者のひとりとなりました。

 人は神から生まれ、神とともに生き、神のもとへ帰ります。

 私たちの命のみなもとは神ですから神との関係は決定的に大切です。

 神を知らないと言って通り過ぎる人生と神と正しい関係で結ばれて歩む人生には大きな違いが生じます。「従いなさい」というイエスの招きに応じて、有意義な実りある人生を歩みたいと思います。

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