救い主は、いやし主

2021年1月3日(日) 第一主日礼拝

宣教者 岡村直子牧師

マルコによる福音書 1章21〜34節

コロナ感染危機の中で2021年がはじまりました。今年もよろしくお願いします。緊急事態宣言が出れば教会のすべての活動は休止にすることになりますが、礼拝に関しては教会の方々の協力を得て昨年の2ヶ月間行っていたようにZOOMで配信したり、週報や宣教者の原稿を事前に郵送するなどの対応をしていく予定です。
本日の聖書箇所は、イエスが安息日に礼拝で汚れた霊に取りつかれた人から悪霊を追い出してその人をいやされた後、熱が出ていたシモンのしゅうとめをイエスがいやされたことなど、多くの人をいやされ、悪霊を追い出されたことが記されている箇所です。汚れた霊と悪霊は同義語で、悪魔・サタンの支配下にあり、人間の生活の中で色々な災いを起こす霊的な存在です。聖書のその時代だけではなく現在も悪霊の存在はなくなったわけではありません。悪霊はイエス・キリストに敵対する存在で、イエスがおられるところに悪霊はいることができない、ということを今日の箇所は証ししています。悪霊に取りつかれた人が安息日の礼拝の場でいやされました。律法遵守することが人の命よりも重要だとされた時代でした。しかしイエスは安息日であろうと、苦しむ人を救うことをためらわれませんでした。イエスの死と復活の後に生まれたキリスト教会は人間の集まりですが、聖霊によってイエスキリストは主である、救い主である、と告白している共同体です。主はご自分の働きを教会に託されています。私たちは罪深い者ですが、イエス・キリストによって罪赦され、キリストの働きをしていく者となっています。イエスは救い主!イエスはいやし主!と証ししていきます。

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