種を蒔く人のたとえ


2020年9月27日(日) 第四主日礼拝

宣教者 山本弘夫伝道主事

マタイによる福音書 13章1〜23節

本日の聖書箇所は、マタイによる福音書の13章からです。マタイによる福音書には、キリストによる五つの大きな説教が書かれていますが、三つ目の説教となります。
13章では天の御国が七つのたとえで語られます。そのうち本日の箇所では種蒔きのたとえが語られます。本日の聖書箇所は長くなりますが一続きの話で途中できることが難しい箇所です。
当時のこの地方の種蒔きはかなりあらっぽく、種はいろいろなところに落ちます。そしてどこに落ちたかでその後の種の運命が分かれます。
種を蒔く人は神、種は神のことば、蒔かれる地面は私たちであると読めます。
道端に蒔かれた種とは、神のことばに聞く耳を持たぬ人に蒔かれた種です。悪い者が来てすぐに奪い取ります。
石だらけのところに蒔かれた種とは、始めは受け入れるものの理解が浅いため困難が来るとすぐにつまずいてしまう人に蒔かれた種です。
茨のなかに蒔かれた種とは、自分のこころの中から出てくる世の中への思いわずらいや富の誘惑に負けて実りのもたらすことが出来ない人へ蒔かれた種です。
良い土地に蒔かれた種とは、神のことばを聞いて悟る人に蒔かれた種です。
この種は、100倍、60倍、30倍もの実りをもたらします。
私たちは、このような良い土地になりたいと思います。神に対する信仰をもって、神のことばに素直に従い、神とともにあって神の力で生きようとするときそれは実現すると信じます。

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