「中風の人をいやす」

2019年7月7日 第一主日礼拝

宣教者:山本弘夫伝道主事

マタイによる福音書 9章1~8節

自分の町に帰ってきたイエスのもとに人々が中風の人を床に寝かせたまま連れてきます。イエスはその人たちの信仰を見て「子よ、元気を出しなさい。あなたの罪は赦される」と語ります。これを見ていた律法学者のなかに罪が赦されると語ることは神にしかできないことだからこの男は神を冒涜していると思うものがいました。

イエスは人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせようと語り、中風の人に「起き上がって床を担ぎ、家に帰りなさい」言います。するとその中風の人は起き上がって家に帰って行きました。

当時のパレスチナの人々は、病は罪の結果であると信じておりました。この中風の人はイエスから罪の赦しを告げられることで奇跡が起こり病がいやされます。

群衆はこれを見て恐ろしくなり、人間にこれほどの権威を授けられた神を賛美します。

イエスは私たちの罪の身代わりに十字架上で死んで下さいました。そのことによって私たちの罪は赦されます。罪は根本的、究極的な事柄です。悔い改めて神様に立ち帰り罪の問題が解決されるとき、神様との関係が正しく回復されます。その時私たちの生活上の具体的事柄、生活のための仕事、家事、育児、夫婦・親子・兄弟の関係、その全てに影響がおよびます。根本が正される時、枝葉にも大きな効果がおよびます。

罪が赦され、その結果中風がいやされ立ち上がった人と同じように、私たちもイエスによる救いを受け入れることで、罪の赦しにより新たに立ち上がることができます。その時自分自身と周りに変化が生じます。そこには、神様への感謝と賛美があります。

 

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