2019年8月4日 第一主日礼拝
宣教者 山本弘夫伝道主事
マタイによる福音書9章14節~17節
バプテスマのヨハネの弟子たちが、イエスのところにやって来て、「わたしたちとファリサイ派の人々は、よく断食しているのになぜあなたの弟子たちは断食しないのですか」と質問します。当時、貧しい人への施し、断食、祈りの三つは大切な宗教行為として重んじられていました。
それに対してイエスは、「花婿が一緒にいる間、婚礼の客は悲しむことができるだろうか。」と答えます。
待ち望んでいた救い主が与えられ、今ここにいることは、弟子たちにとって花婿の友人として婚礼に招かれているのと同じであり、断食などしている時ではないという意味だと思います。
そしてイエスは「新しいぶどう酒は新しい革袋に入れるものだ」と語ります。
新しいぶどう酒はまだ発酵途上で、そこから発生したガスが革袋を膨らませてしまうので古い革袋では破れてしまう恐れがあります。
イエスの説く教えは、従来の宗教の延長上にあって改善するようなものではなく、根本的に革新的なものである。それゆえに聞く者は新たな心構えでイエス・キリストを受けとめる必要があります。
神の一人子であるキリストが私たちの罪の身代わりに十字架上で死んでくださいました。そのため私たちの罪は赦され神と平和な関係で結ばれることとなりました。神と私たちの間に通り良き管がつながり、神から愛と恵みと祝福が届き、永遠の命が与えられます。
これが神が私たちに与えて下さったイエス・キリストという出来事です。私たちが求めて獲得したのではなく、神が私たちに与えてくださったものです。
まず神様との関係が正されるとき家庭も仕事も人間関係も整えられ正されて行きます。