2018年5月27日 第四主日礼拝
マタイによる福音書6章25~34節
宣教者:山本弘夫伝道主事
キリストは、「自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな」、「空の鳥を良く見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか」と語ります。
キリストの時代の民衆にとって、飢饉で食料が欠乏したり生活に必要な物資が手に入らないリスクは、かなり高かったと考えられます。しかしキリストは、空の鳥を例にとり「思い悩むな」と語ります。
さらに「あなたがたのうちだれが、思い悩んだからと言って寿命をわずかでも延ばすことができようか」と語ります。
将来に対して「先を考えて対策すること」と、「思い悩む」ことははっきり別です。先を考えて対策することは必要ですが、思い悩むことは全く益とならずかえって有害です。
続いて「(神はあなたがたの生活に必要な)これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである」と語ります。
そして「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすればこれらのものはみな加えて与えられる」と語ります。
一番大切なことを第一に努めていれば、神は生きるために必要なものは必ず与えて下さるとの信仰、神への全き信頼が語られます。
無駄な悩みに落ち入らないためには、①明確に今のこのときに生きること、②私たちの心のなかの神様しか埋めることのできないスペースにしっかりと神様への信仰を入れることです。スペースをそのままに放置していると無益な悩みや有害な思いが入りこんできます。
メッセージの動画をYou tubeにアップしました。
下記のアドレスにアクセスしてください。
「思い悩むな」https://youtu.be/YdCrARqzGz8