あなたを忘れない神の愛

2021年4月11日(日) 第ニ主日礼拝

宣教者 岡村直子牧師

ヨハネによる福音書 20章19〜29節

先週4月4日はキリスト教会にとって原点であるイースターと、召天者記念とをあわせて礼拝を行いました。2021年度が新しく始まって初めての礼拝でもあり、創世記5章から高見龍介牧師によって、死を越えた永遠の命の祝福について力強い宣教が行われました。今日はイースター礼拝から1週間後になりますが、今日もイースターにかかわるお話を聖書からしたいのです。
今日は新約聖書のヨハネによる福音書からです。2000年前のイースターにイエス・キリストは死から復活されましたが、そのとき弟子たち皆が集って驚きと喜びを経験したとき、その場にいなかった弟子がいました。トマスです。出遅れて、キリストの復活なんて自分で見て釘や槍の傷跡に手を入れて確認するのではければ絶対に信じないと、明言したのでした。彼はしかし、1週間遅れたけれどもまた他の弟子たちと一緒に集った日曜日に今度は皆と一緒にいて、復活のキリストの御臨在にふれました。自分への言葉をいただき、信じない者ではなく信じる者になった、という箇所です。
トマスは、自分だけ何故そのように大切な時にいなかったのか、何故自分がいないときにイエスは復活の姿で現れたのか、自分は恵みからもれている者なのか等々、様々な思いで苦しんだことだろうと思います。私は今日の箇所から、トマス以外の弟子たちグループの人々に、復活のキリストから受けた言葉と聖霊によって、新しいことが起こっていたのではないかと思うのです。神の愛の深さ広さは今の私たちにまで及んでいます。聖霊を受けた教会を通してです。神の愛はあなたを忘れないのです。

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