青春とは心の若さである

2023年3月19日(日) 第三主日礼拝

宣教者 高見龍介牧師

創世記 12章1〜3節

青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方をいう。
バラの面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、豊かな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを退ける勇気、安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥となる。
60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、驚異に魅かれる心、幼な児のような未知への探求心、人生への興味の歓喜がある。君にもわれにも見えざる駅逓(乗換駅)が心にある。
人から神から美・希望・喜び・勇気・力の霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、悲嘆の氷にとざされるとき、20歳であろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、80歳であろうと人は青春にしてやむ。

(サムエル・ウルマン著 「青春とは心の若さである」)

年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。困難の時代に生きた著者サムエル・ウルマンは、80歳という人生の頂に立ち、来るべき死を自覚しながらも、なお理想を追うことの大切さを謳い続けた。私たちも日々神様から注がれる霊感を受け、神様から託された使命、夢、幻、理想を追い続けながら、わが青春を謳歌しようではないか。

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