生きている宝もの

2023年2月19日(日) 第三主日礼拝・10才の春感謝礼拝

宣教者 岡村直子牧師

フィリピの信徒への手紙 4章 4~7節

今日は「10才の春感謝礼拝」と題して、いつも礼拝に来ておられる方々と共に10才になられた方々と保護者の方々、また当時の先生方とご一緒に行う、嬉しい礼拝となりました。
読んでいただいたフィリピの信徒への手紙は、イエスさまを救い主だと信じたパウロという人が書いた手紙です。パウロは、十字架で死なれたイエス・キリストは、目には見えなくなったけれども今も生きている救い主である神である、と色々な国に伝えて行きました。今のギリシャにあるフィリピに行って、ヨーロッパで初めてのキリスト教会が生まれました。けれどもパウロがイエス・キリストを伝える働きは、キリストを嫌うユダヤ人たちによって何度も妨害されて、パウロは牢屋に入れられてしまいます。牢屋からフィリピ教会の人々を励ますために手紙を書いたのです。でも、びっくりしませんか? 「怒っていなさい!」とか「悔しさを覚えていなさい!」また「我慢しなさい!」とは言わないのです。怒りたくなるような世界は今でも同じです。でも苦しい状況の中で、「喜びなさい!」とパウロは励ますのです。どうしてでしょう? どうやって、でしょう?
不可能のように思えるこの言葉は、2000年後に生きる私たちにも語りかけられている言葉です。この聖書の言葉のように生きた一人の方の例をお伝えします。
こひつじ幼稚園で育った皆さんは、聖書の色々なお話を聞いて、イエスさまのお名前で祈って育てられました。これはとっても素晴らしい、特別なことだと思います。神さまは私たちの心にあるどんなことも無視をなさらないで受け止めてくださる聞神さまです。パウロはそれを知ったので、時代を越えてすべての人に分かち合いたいのです。神から来る平和な思いが、まず祈るあなたに与えられます。イエス・キリストのお名前で祈るあなたを神が喜び、祝福されます。神が働かれます。苦しむ人々を主なる神が助けてくださいますように。

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