死んでも生きる

2022年4月17日(日) 第三主日 イースター・召天者記念礼拝

宣教者 岡村直子牧師

マルコによる福音書 12章 18~27節

イースター、おめでとうございます! イエス・キリストは死から復活しておられます!今日はキリスト教会として最も重要なイエス・キリストの復活記念日です。そして東京第一教会では、イースターに召天者記念礼拝として、先に神の元に召された方々のことを覚えて、神と共にあることを感謝する時としています。2000年前に十字架で処刑されて死なれたイエスは、予告どおり三日目に復活され、目には見えませんが今もここにおられる神であります。キリストの復活がキリスト教の中心なのですけれども、死からの復活をすんなり受入れることは難しいことです。イエス・キリストの教えやなさった癒しなどについては心が動かされるが、復活だけは受入れられない、という人は少なくありません。それは今日読んだ時代のサドカイ派の人々も同じでした。彼らは復活などナンセンスだということを明らかにするために、イエスに質問したのです。イエスはサドカイ派が信奉するモーセ五書のうちの出エジプト記3章に書かれている、神の言葉を引用してその意味を教えます。モーセが初めて神から名前を呼ばれて応答したとき、神はご自分を「私はアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」と言われました。アブラハムやイサク、ヤコブはモーセより何百年も昔の人々で、とっくに死んでしまった人たちです。イエスはこう言われます。「神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。あなたたちは大変な思い違いをしている。」そうです。私たちも復活するのです。
その先がけとしてイエスが死から復活なさいました。私たちは死んで消えてなくなるのではないのです。誰も証明することができないことですが、神は永遠の神であるなら、この神を現したイエス・キリストを信じていこうではありませんか。

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