成人した今、幼子のことを棄てた

2020年1月19日(日)  成人感謝合同礼拝

奨励者 富田直美

コリントの信徒への手紙一13章8~13節

マタイによる福音書18:1-4 天国で一番偉い者は誰?との驚くべき質問がイエスの弟子からだされ、それは子供であり、子供のように自分を低くする者であるとイエスが。我々は幼少期から大人になって行く過程の中で、様々な経験をし、知識を蓄えて行きます。でもコリント信徒の手紙1・13章8節以下に、愛は決してほろびない・・・知識は廃れる。 私達の知識は一部分で不完全であるから完全な物が来たときは部分的な物は廃れる。と記されています。成人した不完全な経験と知識を持った自分が幼子の時とくらべて偉いのか?とドキッとする内容でもあります。正に環境活動家である10代のグレタ・トウンベリさんが大人は何をしているの・・との投げかけを世界の大人社会の中心に向け発信し、大人社会も多くの矛盾を年少者から学び始めている今、誰が偉いか?とのイエスの応答が今も尚生き続けているのです。 私はBigData, IoT, AI等々の先端IT技術に深く関わる仕事をしており、データ、情報、知識の上位に知恵(知識を用いて人を恵む)と語り続けております。 人を恵む(ハッピーにする)為には自分の幸せとは何であるか?を自分で求め考える必要があります。それが無いと知識を自分の幸せ実現の為に使えず、人生の目的を見失う生き方となるのでは無いでしょうか。創世記の1章25節以下に、人は神に似て造られたと記されております。 人が神に代わって地球の生きとし生けるものの管理者であり、素晴らしいい地球に備えられた自然の摂理を守る事が人の本来的役割であり、あるべき幸せへの道であると示されているのです。 自己中心な欲望を満たす事で自然の摂理を無視した結果、今の世界的な環境破壊を産んでいるのではないでしょうか? 新成人へ、一緒に考え、一緒に素晴らしい未来を、愛でつかみましょう。

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