怒りに満ちた世界の私たちへ

2022年8月28日(日) 第四主日礼拝

宣教者 岡村直子牧師

マタイによる福音書 5章21~26節

平和への思いを毎日強く願う日々を皆さまはお過ごしのことと思います。いつの時代も争いの絶えない世界が脈々と続いてきました。人の怒りが溢れている世界に私たちは生きています。イエスキリストは、「平和を実現する人々は幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」と言われました。私たちが切望する平和は、平和の主であるイエス・キリストにあらわされる神を礼拝することから始まると信じて、今日も礼拝をいたします。
イエスがこの世に生活しておられたとき、その昔モーセが神から授かった十戒については、社会の誰もが知っていました。今日読んでいただく個所は、その6番目の「あなたは殺してはならない」という戒めから派生した律法についてです。イエスは人々が、その戒めが自分と関係があることとして受け取ることができるように語っておられます。殺人なんて自分には関係ないと思っているような人々に向かってイエスは教えられるのです。
平和とは、争いをしない、戦争をしないという状態のことだと普通には考えます。しかし、次の言葉に出会いました。「平和とは、教会における、またこの世における人間相互のあらゆるいざこざ、喧嘩、戦争の単なる反対物ではない。平和という概念は恵みと同列におかれ、イエス・キリストにおいて完成された神と世の和解、救いと同じ概念で用いられている。」(《キリスト教的生Ⅰ》カール・バルト著)
であるなら、平和の意味と価値を知るのはキリスト者であり、キリスト教会です。
今日読む個所でイエスは、誰にでも覚えがあるようなことを持ち出して、和解の大切さを説いています。世界の平和を含めて、平和は自分から始まります。

コメントは利用できません。