十字架を背負うイエス

2020年4月5日(日)  第一主日棕櫚(しゅろ)の主日礼拝

宣教者 山本弘夫伝道主事

ヨハネによる福音書19章17〜30節

本日は、主の復活を記念するイースターの1週間前の主日でイエス様がロバの子に乗ってエルサレムに入城し、人々が棕櫚(しゅろ)の枝を持って「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように、イスラエルの王に。」と叫びつづけたことを記念する主日です。
今日からの一週間が受難週となります。受難週の木曜日は、最後の晩餐の前にイエス様が弟子の足を洗った洗足の木曜日であり、翌日の金曜日はイエス様が十字架上で死んだ受難日です。
そしてイエス様の復活を記念するイースター主日を迎えます。これがカソリック教会が定めた伝統的な教会暦です。
ロバの子にのってエルサレムに入城するイエス様は、謙遜で平和な主の姿を象徴しています。
イエス様の行動と言葉は、当時のかたくなな宗教者たちの反発を招き、イエス様は十字架に架けられます。そして死んで葬られます。
神の独り子であり罪のないイエス様の十字架の身代わりの死によって私たちの罪が赦されます。
そして罪が赦され悔い改めた私たちは、主とともにある新しい命、キリストの命、永遠の命に生きることができるようになります。
イエス様の十字架上の最後の言葉は、「成し遂げられた」です。父なる神のご計画がベースにあるとしても主イエスは自ら私たちの救いのために十字架への道を選びとって下さいました。ここに神の大きな愛と恵みがあらわされています。イエス様は忠実に従順に神のご計画を成し遂げられその霊を父なる神へお渡しになりました。

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