信じるか? 信じます

10月20日(日)11時~12時  第三主日礼拝

宣教者 谷口晧一兄

マルコによる福音書 9章21~24節

今日は戦前生まれの一人として戦争体験のお話と、私が信仰を持つにいたった経緯をお話します。
私は昭和10年1月に東京麻布で生まれ育ちました。小学校は尋常から国民学校に、戦後中高は新制の6・3・3制になる変革の時代でした。小学生のころは男子は兵隊さんに、女子は看護婦さんに憧れた時代でした。
16年12月8日大東亜戦争に突入、真珠湾奇襲による大勝利に日本国中が万歳にわき、その後も南方の占領地の拡大に目を見張りました。それもつかの間連合軍の大反撃に縮小、撤退の連続。そして本土空襲が日常に変わりました。
私は武蔵小山、麻布桜田町、長岡市で焼夷弾の雨の中を逃げ回る経験をしました。また青森駅では艦載機による機銃掃射を受ける経験もしました。
敗戦となり悲しくもありましたが、もう焼夷弾の雨の中を逃げる必要がなくなったことに安堵し平和の有難さをしみじみ感じました。東京に戻り玉川中町に住むようになり、東京第一教会を訪ねキリスト教にであいました。
中学3年の時、生死の境を経験し私は「自分の力で生きてきたと思っていたのに実は生かされていた」ときずかされました。そしてイエス・キリストを救い主と信じバプテスマを受けました。
私には地位も名誉も財産もありません。でも神からの永遠の命の約束があります。
イエスは「私のいる処にあなたがたもいることになる」と約束されました。此の約束は確かです。あとは目標にむかって前進あるのみです。

コメントは利用できません。