信じられない人間のために

2022年12月25日(日) 第四主日・クリスマス礼拝

宣教者 岡村直子牧師

マタイによる福音書 2章1~12節
ルカによる福音書 2章8~21節

2022年のクリスマス、救い主イエス・キリストの御降誕、おめでとうございます! 寒空の下で心からクリスマスを祝う人々、困窮し、迫害されている方々のことを覚えながら礼拝を行いたいと思います。

クリスマスの出来事について、マタイによる福音書とルカによる福音書が記しています。今日はその中から、イエスを神の子として礼拝した二つのグループの人々がいたことが記されている記事を読んでいただきました。
一つのグループは、天使の賛美と語りかけに導かれて来た羊飼いたちで、もう一つのグループは、輝く星に導かれて来た東方の外国人で、占星術の学者たちです。神が選ばれたのは、長いこと救い主が来られることを待ち望んでいたはずのエルサレムの宗教家たちではありませんでした。これらのグループの人々は、神の導きがあってイエスに出会って礼拝する場に足を運びました。イエスが神の子で救い主として世に遣わされることを人間社会がどのようにして受入れるか、神は随分お考えになられたことでしょう。今日の招詞イザヤ書7章14節は救い主が来られるという預言の言葉ですが、これは紀元前8世紀の言葉です。イエス・キリストが降誕される700年も前に神は、インマヌエル(神は我々と共におられる)なる神の子がこの世に生まれることを、預言者をとおして伝えたのでした。全ての人に対する神のご計画なので、この神の子と関係ない人は一人もいないのです。それを羊飼いたちグループと外国人の学者たちグループが表しています。イエス・キリストを自分の救い主として心に受入れて生きる恵みを、全ての人が自分のものとされますように。
神の子、救い主はあなたのために生まれました。そして目には見えませんが今も共におられます。メリー クリスマス!

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