2018年7月22日 第四主日礼拝
マタイによる福音書7章1~6節
宣教者:山本弘夫伝道主事
マタイによる福音書の1,2節は「人を裁くな、あなたがたも裁かれないようにするためである。あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量る秤で量り与えられる。」です。
私たちが人を裁くとき、その同じ尺度で自分も裁かれると書かれています。周りの人へは、ささいなことで腹をたてるのに実は自分も同じことをしています。自分のこととしてこのような体験はないでしょうか。
自分では気がつかなくても周りの人は良く気がつき感じています。
何よりも神様は全てをご存じです。
同じく3、4節には「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気がつかないのか。兄弟に向かって『あなたの目からおが屑を取らせてください』とどうして言えようか。自分の目に丸太があるではないか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からおが屑を取り除くことができる。」と書かれています。
小さなおが屑と大きな丸太を比較するとはずいぶん誇張された表現ではあります。自分の目のなかに丸太がありながら人の目のなかのおが屑を取らせてくれとは滑稽な姿です。しかしそんな自分に気が付きにくいことも確かです。
5節は「偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきりと見えるようになって、兄弟の目からおが屑を取り除くことができる。」です。
人に対して不満やいらだち、怒りを感じたときには、まず自分の目のなかに丸太が入っていないか良く吟味する習慣が大切です。
メッセージの動画をYou Tubeにアップしています。
下記のアドレスにアクセスしてください。
「人を裁くな」 https://youtu.be/Z1B4O_G6BTc