立ち上がって、行きなさい

2023年4月30日(日) 第五主日礼拝

宣教者 高見龍介牧師

ルカによる福音書 17章11~19節

コロナ感染危機により、教会の活動も教会員個人の生活も困難な状況に陥って以来、私たちの信仰生活は、決して順風満帆とは言えない厳しい現実の中におかれています。しかし、苦難の中にある者が、一生苦難の中で人生を終えてしまうのではないことを聖書は告げているのです。「エシュルンよ、神に並ぶ者はほかにない。あなたを助けるために天に乗り、威光をもって空を通られる。とこしえにいます神はあなたのすみかであり、下には永遠の腕がある」(申命記33:26~27a)。愛の御神が、私たちの苦難に目を留められ、威光をもって近づいて来られ、永遠の御腕(救いと祝福の御腕)で私たちを支えてくださるというのです。このことのゆえに、私たちには常に「希望」があります。たとえどんなに苦しめられても、主が必ず私たちを絶望の淵、苦難の中から「立ち上がらせてくださる」からなのです。
重い皮膚病を患い、差別偏見の中で生きる意味を見失い、絶望の淵にいたサマリア人。しかし、死を待つだけだった彼の人生も、主イエスが支えて下さっていた人生であったからこそ、「立ち上がる」ことができたのです。彼は近づいてくる主イエスを積極的に迎え、懇願し(祈り)、受けた御言葉に即刻服従しています。このサマリア人の出迎え、祈り、服従の姿勢こそが、私たちが学ぶべき信仰姿勢であり、「救い」を得るための大切なステップとなるのです。
私たちも、今ある困難から「立ち上がる」ために、このサマリア人を模範としてこの一年を歩んで行きましょう。私たちの生活の中に主イエスを積極的に迎え入れ、常に対話し(祈り)、御言葉に信頼を寄せて服従していく。すると、予想だにしなかった恵みの倍返しが与えられることになるのです。この一年、この恵みを味わいつつ、サマリア人のように真の礼拝を主に献げていく者となりましょう。

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