ペンテコステから続く恵み

2023年5月28日(日) 第四主日・ペンテコステ礼拝

宣教者 岡村直子牧師

使徒言行録 2章1~13節、36~39節

今日の“ペンテコステ/聖霊降臨記念日”おめでとうございます!です。
キリスト教会ではイースターとクリスマスと同様に、大変重要な記念日がペンテコステ
です。キリスト教会が誕生した記念日であり、キリスト教が始まった記念すべき日とし
て祝います。
記念日というと既に過去の事になってしまった昔の事、というイメージがあるかもしれません。始めに起こったその時は今から見れば過去の事ですが、その時に起こった神の御業、聖霊の働きは、その時から今にいたるまでも絶える事なく同じ神によって続いています。昔はすごかった、不思議だった、ではなく今でも神にしかできないその働きは続いています。
イエス・キリストが復活されたイースターから50日目に、集まって礼拝をしていたキリスト者たちに聖霊が降り、世界中から集まっていた様々な民族の言葉で、神の御業を語りはじめました。その当時の人々が知っていた旧約聖書のヨエル書の預言がそのときから成就し始まったのです。預言者や聖書の専門家など特別な知識や知恵を持つ人ではなく、ただ神を求め、神に従う普通の人々が伝道の働きを担っていくという先がけの出来事でした。
人々を恐れて隠れていた信徒たちが、この日から別人になったかのように、人々の前で堂々とキリストを証しする言葉を述べるようになりました。恐れよりもキリストの愛が勝ったのです。一人ではなく、神と仲間たちと共に立ち上がったのです。それを表しているのがキリスト教会です。自分がいる教会の今を大切にしようではありませんか。今あなたがいて私がいる教会は、神の教会であり、イエスに替わって共におられる聖霊という神と同格の方がおられるのですから。神の恵みに感謝します!

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