ステンドグラスになろう!

2022年4月3日(日) 第一主日礼拝

宣教者 高見龍介牧師

マルコによる福音書 3章13〜19節

マルコ3章13節以下には、イエスが12弟子を選び出された時のことが記されています。以下、12弟子の個人情報について、少し解説を加えてみることにします。
シモン(ペトロ)とアンデレ兄弟は、ガリラヤ湖の漁師であり、この時にはすでにイエスの弟子となっていました(マルコ1:18)。
ゼベダイの子ヤコブとヨハネ兄弟も、ガリラヤ湖の漁師であり、この時にはすでにイエスの弟子となっていました(マルコ1:20)。ヤコブは紀元42年頃、ヘロデ・アグリッパ王の手により殺害された、最初の殉教者であると言われています(使徒12:2)。ヨハネはイエスの昇天後、弟子群の中のNo.2の地位についた人物で(使徒3:1)、ヨハネ福音書の著者であると言われています。
フィリポは、ベトサイダ出身で早くからイエスに従い、ナタナエルをイエスに導いた人物です(ヨハネ1:43)。
バルトロマイは、ナタナエルと同一視されている人で、彼はいちじくの木の下でイスラエルが解放されることを願い、熱心に祈っていた人物です(ヨハネ1:48)
マタイ(レビ)は、ローマ帝国の手先となって働いていた徴税人の一人であり、この時にはすでにイエスの弟子となっていました(マルコ2:14)。
トマスは、イエスの復活を「この手で直接触れて確かめてみなければ、決して信じない」と言った、実証主義的な懐疑者でした(ヨハネ20:25)。
アルファイの子ヤコブは、ゼベダイの子に比べて年少者であったため、小ヤコブとも呼ばれています。
タダイは、ヤコブの子ユダとも呼ばれています(ルカ6:16)。
熱心党のシモンは、武力によってローマ支配に対抗しようとした極右組織「熱心党」の党員でした。
イスカリオテのユダは、会計係を担当し(ヨハネ13:29)、その代金をごまかし(ヨハネ12:6)、そして周知のとおり、イエスを銀30枚で売り渡した人物です(マタイ27:3)。

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