ここから始まった

2023年4月16日(日) 第三主日礼拝・奉仕者任命式

宣教者 岡村直子牧師

マタイによる福音書 28章1~10節

先週はイースターでした。今日は教会と幼稚園の任命式が行われます。東京第一教会とこひつじ幼稚園は、この世において大きな使命を神からいただいています。その原点はどこにあるのかを確認しあいたいと思いました。メッセージの導入として牧師たちで復活の朝の寸劇をいたします。はじめは子どもたちが一緒に参加するかもしれない、ということから思いつきましたが、大人にとっても聖書の言葉を頭で知っているだけでなく、具体的なイメージを持つために役立つかもしれないと思いました。
イエス・キリストは死から復活されている。このことからキリスト教会が生れていきました。イエスの予告通りだったのですが、復活が起こって神からの知らせが入るまでは誰も信じる人はいませんでした。キリスト降誕の最初からキリスト復活に至るまで、実に神が啓示してくださったから人は、神のご臨在を知ることができました。キリストの復活があったからこそ、キリストの降誕を祝うクリスマスを祝うようになったのです。教会は、キリストの復活が起こったことから生まれました。イエス・キリストの復活は、人間が作り出した物語ではないのです。神がイエスは神の子で救い主であることを復活を通して知らせているのです。ルカによる福音書では、死から復活されたイエスが弟子たちの前に現れて、手と足を見せて幽霊ではないことを示して、わたしに触ってみなさいと言っておられます。焼いた魚を食べるところまで彼らに見せておられます。そこまでして神は人間に、イエスは本当に死から復活したことを教えているのです。2000年前からキリスト教会が滅びることなく存在する事実は、人間の信仰の努力というよりも、見えない神の導き、働きがずっとあったからだと言えます。天使は伝えます。「あの方は死者の中から復活された。そして、あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる。」そしてこう言います。「確かに、あなたがたに伝えました。」 神から受け取った福音のメッセージを様々な方法で他者に伝える働きを私たちは受け継いでいます。喜びと共に。♪

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