正直者は・・・

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2017年10月1日   第一主日礼拝

ヨブ記2章1~13節

宣教者 : 富田愛世牧師

【ヨブ】

ヨブ記の主人公であるヨブという人物が実在したかは分かりません。聖書の記述を見ると東の国一番の富豪で、神との関係の中で正しい人だったようです。七人の息子と三人の娘がいたと書かれていますが、孫についての記述がないので、30代後半くらいの年齢だったと思われます。

【天上の会議】

1節を見ると神を中心とした天上の会議が行われたと書かれています。そこにサタンも招かれ、会議に参加しているのです。この時サタンは神に敵対する者というより、天使の一人というような立場にいたようです。神とサタンの会話から、神のヨブに対する信頼は非常に大きなものですが、サタンはそれを疑っていたようです。サタンの主張は、所詮人間の信仰など御利益主義的なものに過ぎないということでした。

【苦難を受けた時】

神はサタンの提案を受け入れ、ヨブに苦難を課しました。1章では財産を奪い、2章では健康を奪いました。サタンは財産を奪ったり、健康を奪ったりして、不幸を味わえば、神から離れると思っていましたが、ヨブは「神から幸福をいただいたのだから、不幸もいただこう」と語るのです。

【因果応報?】

「正しい者が栄え、悪者は滅びる」という考え方があります。しかし、現実を見る時、果たしてそうでしょうか。「正直者は馬鹿を見る」ということわざがあります。世の中の矛盾を語っているわけですが、因果応報という仏教的な考えを否定しているようにも思えます。聖書は因果応報的な立場を否定します。良い報いを得るために神を信じるのならば、それは信仰ではなくただの利己主義です。苦難が降り注いだとしても神を信じるならば、そこに新しい世界、神の国が見えてくるのです。

 

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