暴力からの解放

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ヨハネの黙示録18章1~8節

2016年05月08日
宣教者 富田愛世 牧師

【暴力とは】
暴力とは「政治学的には、物質的強制力の行使。政治学的には不法、不当な方法による物質的強制力の使用」と辞書に書かれています。昔は物理的に作用する不当な力を指していたようですが、最近は「言葉の暴力」などと言われるように内面に対する不当な力へと範囲が広がっています。

【暴力の背景】
人は、なぜ暴力を振るうのでしょうか。そこには不安や恐れを隠そうとする働きがあるようです。恐れが人を支配すると暴力が起こります。また、どのような背景で暴力が振るわれるのでしょうか。戦争の現場では、ある意味で暴力が正当化されてしまいます。しかし、戦場だけでなく社会、家庭にも暴力は存在します。つまり、どこででも起こるのです。

【黙示録の背景と暴力】
黙示録ではローマ帝国による迫害という暴力が存在しました。当時のローマは政治的も経済的にも繁栄の頂点でした。そこにイエスが語った福音を信じる者が現れたのです。彼らはローマの皇帝礼拝を拒否し、ローマとは違った価値観を持ち込みました。だからローマの権力者たちは恐れたのではないでしょうか。

【暴力からの解放】
ヨハネの見た幻は、大バビロンが倒され、天使たちがそれを宣言しているのです。今、頂点にあるローマ帝国が滅びるなどと誰も想像していなかったはずです。しかし、形あるものは必ず滅びるのです。そして、私たちを支配している暴力から解放されることによって、神の愛に生きる者へと変えられるのです。

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