新しく創造された者

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2019年6月2日   主の晩餐礼拝

ガラテヤの信徒への手紙6章11~18節

宣教者:富田愛世牧師

【自分の手で】

パウロが書いたと思われる手紙の中には、誰かの代筆によるものがあります。パウロは他の手紙で書いているように、肉体的な弱さを持っていたようです。「こんな大きな字で」と書かれていることから、視力が弱かったのではないかと想像されています。この手紙は11節に「自分の手であなたがたに書いています」とあるように、どうしても伝えたかった大切な内容だったのではないでしょうか。

【良く思われたい者たち】

この手紙の締めくくりに、もう一度、一番伝えたかったことを要約しています。それは、手紙の初め書かれていた、エルサレムから来た「ある人々」に惑わされないようにということなのです。彼らは「人から良く思われたがっている者たち」なのです。つまり、本質を理解して律法主義を押し付けるのではなく、人の評判を気にして、そうしているのです。

【貧しい誇り】

自分たちは律法を守っていると思い込んでいますが、実は守れていないし、そのことに気づいていたのかもしれません。自分は守れない、しかし、人に守るように押し付け、その人が守ったら、それを自分の成果であるとしたのです。他人を用いて自分を誇っていたのです。

【新しく創造された者】

しかし、パウロはイエス・キリストの十字架以外、誇るものはないと語ります。現代において十字架はアクセサリーの代表的なデザインですが、当時の十字架は、まさに死刑の道具でしかありませんでした。しかし、それはパウロにとって、古い、罪にまみれた自分自身を張り付けにするものだったのです。イエスが十字架の上で死んでくださったことによって、新しい自分が生まれたと告白するのです。新しいパウロは、ただ福音にすべてを委ねる、新しい歩みに生きるのです。

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