恐れることはない

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2017年12月10日  第二アドベント  第二主日礼拝

ルカによる福音書1章26~38節

宣教者:富田愛世牧師

【不思議な出来事】

イエスの誕生物語を見ていく時、そこにはたくさんの不思議があります。その一つは、マリアが選ばれたということです。なぜ選ばれたのでしょうか。それは分かりません。神のみぞ知るということです。しかし、選ばれた方はたまりません。天使の言葉にもあるように、大きな恐れを抱いたに違いありません。

【マリアの恐れ】

マリアは何を恐れたのでしょうか。第一に、若い女性がいきなり「母になります」と告げられるのですから、恐れがあって当然です。結婚していれば子どもを産むことに対する心の準備があったと思いますが、そんな準備期間もなく宣言されたのですから戸惑い恐れたのは当然の事でしょう。第二に、ヨセフとの関係がどうなるのかという恐れがあったでしょう。現にこの事実を知ったヨセフは「ひそかに縁を切ろうと決心した」(マタイ1:19)と書かれています。第三は、世間の目です。当時の社会状況やユダヤ教の宗教倫理において未婚の母という存在は許されませんでした。地域共同体の一員として受け入れてもらえなかったのです。

【恐れから平安へ】

天使の言葉を聞いたマリアの心の中には恐れが満ちていたでしょう。しかし、そんなマリアに天使は「神にできないことは何一つない」と宣言します。そして、マリアの親戚、エリサベトの身に起こった奇跡を証拠として提示するのです。証拠を見せられても、最終的な決断を下すのはマリア自身です。そんなマリアを動かしたのは神への信仰だったのです。神に信頼を置く時、周りの状況がどうであろうが私たちの心は動かされ、決心させられてしまうのです。

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