強さと弱さ

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2018年9月30日   第五主日礼拝

士師記16章18~31節

宣教者:富田愛世牧師

【士師サムソン】

サムソンは聖書に登場する人物の中で、一般的にもよく知られている人物の一人です。サムソナイトというトランクの由来にもなっているそうです。彼は生まれる前からナジル人として聖別され、神から特別な能力として「力」が与えられていました。この力を用いてイスラエルを20年間、裁いたと記録されています。

【型破りな士師】

士師の働きに対して、私たちは勝手なイメージを持っているかもしれません。しかし、聖書は様々な士師のパターンを示しています。サムソンの特徴は、民の頭になったり、民と共に戦うのではなく、一人で敵に向かい戦ったということです。士師だからといって民から愛されたわけでもなく、反対に疎まれていたようです。

【サムソンの強さと弱さ】

戦いにおいては圧倒的な強さを見せていたサムソンですが、性的な誘惑に対しては弱かったようです。最初の妻はペリシテの女性、つまり敵の女性でした。案の定、彼女はペリシテにサムソンの弱点を伝えました。次にデリラに出会った時も同じようにデリラに夢中になり、力の秘密を教えてしまいました。それによってサムソンは破滅へと向かって行ったのです。

【サムソンの働き】

サムソンが士師としてイスラエルを裁いた20年間、イスラエルはペリシテの支配から解放されていたわけではありません。サムソンの役割はイスラエルを解放することではなく、ペリシテを悩ませることにあったようです。イスラエルの民からは慕われていないサムソンですが、今、聖書を読む私たちの中にはサムソンを非難する人は少ないのです。なぜなら、自分の中にも同じような弱さが潜んでいたり、サムソンのように行動したいという願望があるからではないでしょうか。そして何よりサムソンの行動は、神の計画の中にあったという事実が存在しているのです。

 

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