地の塩?海の塩!

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マタイによる福音書5章13節

宣教者 : 富田愛世牧師

【塩】

塩とは「作られるもの」でしょうか?「在るもの」でしょうか?私の感覚では塩というものは海水を乾燥させて作る物でした。それが常識だと思っていたので確認のために家族に尋ねたところ、娘の答えは「在るもの」でした。聖書には「地の塩」と書かれていますが「海の塩」が正しい表現だと思っていたのです。しかし、世界に目を向けると海水からつくられる塩は1/4に過ぎなく3/4は岩塩や塩湖から採られるようです。

【地の塩】

聖書の書かれた中東地域では岩塩や死海の塩が用いられているので、まさしく「地の塩」という表現が合っているのです。岩塩であろうが、海の塩であろうが、塩は空気や水と同じくらい人類が生きていくために欠かせない大切な資源なのです。塩は体内の水分量を調整し、血液などの体液の成分にもなっています。また、最近では工業製品の基礎原料としても重要な資源となっています。

【大切な存在】

イエスは「あなたがたは地の塩である」と語られます。それは「あなたがたは大切な存在です」という意味なのです。そして、この聖句の続きは「塩気を失った塩は塩ではなくなる」と語るのです。つまり、あなたが、あなたらしさを持つということが大切なのです。塩気を失うということは、あなたらしさを失うということを意味し、あなたらしさを失ってほしくないという願いが込められているのです。

【あなたらしさ】

聖書のほとんどの箇所に共通するのですが、聖書のメッセージは「あなたは~になりなさい」ではなく「あなたは~です」というように、存在意義を肯定する言葉が語られているのです。「地の塩になりなさい」ではなく、あなたは「地の塩なのです」と宣言されているのです。

 

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