困った時の○○頼み

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2018年9月2日   主の晩餐礼拝

士師記11章1~11節

宣教者:富田愛世牧師

【エフタ】

聖書に登場する人物は「義」であると思っている傾向があります。しかし、ここに登場するエフタは私たちがイメージする義とは程遠い人物だったと思われます。1節に「勇者であった」とあるのは10章6節からイスラエルとアンモンとの間に争いがあり、その戦いでエフタが武勲をあげていたからだと思われます。

【追放】

エフタは勇者でしたが、遊女の子という理由で、正妻の子どもたちによって、一族から追い出されました。聖書の中には同じように「追放」された人が出てきます。ハガルによって生まれたアブラハムの子イシュマエルはサラによって追放されました。しかし、神はイシュマエルを見捨てず、そこから一つの民族を造り上げました。

【居場所】

追放された者は自分の居場所を失います。しかし、神はエフタをトブという地に導き、そこに居場所を作りました。エフタの元には「ならず者」が集まってきたと記されています。類は友を呼ぶという事なのでしょうか。社会的にはならず者と呼ばれていたかもしれませんが、決して悪人ではなかったのではないかと思います。居場所を失い、孤独の中、エフタを慰め、支えたのは、そんな「ならず者」だったのです。

【置かれた場所で咲く?】

数年前に「おかれた場所で咲きなさい」という本がベストセラーになりました。自分の今いる場所が神に与えられた居場所と信じて忍耐することが大切、というように受け止められ、様々な議論がなされました。エフタの置かれた場所はミツパ、トブどちらでしょうか。人は都合に合わせてエフタを追放し、呼び戻します。神は追放された場所においても、自分の町においてもエフタを必要とされました。

 

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