偽善者たちに気をつけろ!

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2018年3月4日    第1主日礼拝

マルコによる福音書12章35~13章2節

宣教者:富田愛世牧師

【ユダヤの指導者】

当時のユダヤではエルサレム神殿が最高の権威のしるしで、そこに仕える祭司、律法学者、長老たちが宗教的にも政治的にもあらゆる権威を握っていました。人が権威を握る時、そこには不公平や差別がはびこり、弱い者が常に犠牲となりました。律法学者たちに代表される指導者たちは特別な服を着、挨拶されることを好み、人目につくところで、いかにも敬虔そうな振る舞いをすることによって自分たちの権威を誇っていたのです。

【権威の象徴】

エルサレム神殿は、その荘厳さゆえに権威の象徴と見られていましたが、その宗教的基盤となるモーセの十戒によると「わたしは主あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である」(申命記5:6)という言葉で始まっています。にもかかわらず、ユダヤの指導者たちは民衆を「律法」の奴隷としてしまったのです。

【現代の教会】

現代の教会も、信者を「律法」の奴隷にしていないでしょうか。聖書の本質からずれてしまった教会の常識や習慣という律法。教会という組織を大切にすることが律法になってしまい、伝道の可能性から目をそらしてしまうことがないでしょうか。

【偽善者】

律法学者たちも初めからイエスに非難されるようなことをしようとしていたわけではないでしょう。必要に迫られて長い衣を着たり、挨拶されたりしたのかもしれません。しかし、時の流れと共に、それらが形骸化し、しなければならないものになった時、偽善化してしまうのです。誰も偽善者になろうと思ってなるのではありません。気付くとなっている。そして、誰でも偽善者になる可能性があるのです。イエスはそんな私たちに警鐘を鳴らしているのです。

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