人を養うことば

Bible in the Sky Christian人を養うことば

列王記上17章1節~16節

宣教者 富田愛世牧師

【預言者とは何者なのか】

「よげんしゃ」という言葉を聞くと多くの人は「予言者」を想像します。しかし、聖書が語るのは「預言者」で、神の言葉を預かり、それを時の王や為政者、民衆に伝える働きを担っていました。アモス書8章46節に記録されている言葉は、時代や地域、文化を超えて、今も語り続けられている神の言葉ではないでしょうか。

【預言者エリヤ】

エリヤは「ギレアドの住民である、ティシュベ人エリヤ」と紹介されています。多くの預言者は「誰々の子」という紹介なので、エリヤは直接、神に遣わされたと強調されているのかもしれません。ユダヤ教ではモーセ以後、最大の預言者と位置づけられ、イエスとの関わりでも何度か言及されています。

【ことばの力】

日本には「言霊」という思想が昔からあり、声に出した言葉には力が宿り、そのようになると言われています。預言者の働きで重要なものは、神の「ことば」を伝えるということです。神の言葉は時に王や為政者にとっては厳しいものですが、小さく弱い者にとっては励ましや希望となります。

【人を養うことば】

預言者本人は「弱きを助け、強きを挫く」といったヒーローではありません。普通の人で弱さを抱えていました。そんなエリヤの預言活動はアハブ王に対して「雨が降らない」と告げることから始まりました。その後「ケリト川のほとりに身を隠せ」と語り、次に「シドンのサレプタに行け、そこで一人のやもめに養わせる」というものでした。威勢よく活動を始めたかと思うと、すぐに逃亡生活をおくるようになりました。その中でエリヤは神の言葉によって養われるということを経験したのです。肉体的な飢え、乾きが満たされ、さらに信仰者として神に委ねる信仰姿勢を教えられたのではないでしょうか。

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