ルーツ

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2018年12月9日  第二主日礼拝 第二アドベント

マタイによる福音書1章1~17節

宣教者:富田愛世牧師

【ルーツ】

40年位前にアレックス・ヘイリーという作家の小説を基に「ルーツ」というテレビドラマがアメリカで大ヒットし、その後、世界中で放映されました。アフリカ系アメリカ人が人身売買という犯罪によってアフリカからアメリカに連れて来られ、奴隷として親子三代、過酷な生涯をおくった物語が描かれていました。人にはそれぞれのルーツがあり、それらを知ることによって、その人の隠れた面、無意識下の一面を知ることができるのかもしれません。イエスのルーツにも、色々な時代背景や人物の物語が隠されているのです。

【隠したいルーツ①】

イエスのルーツにも、あまり触れたくないような事実が書かれています。一つ目は5節にある「ルツ」という名前です。彼女は異邦人でした。異邦人の血が混じっては純粋なユダヤ人の家系とは言えません。ですからもしそのような事実があれば普通は隠してしまいます。しかし、イエスは全人類の救い主としてこの世に来られたことを証しするため異邦人の血が混じっていることを隠さなかったのです。

【隠したいルーツ②】

もう一つは6節です。「ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ」とあります。ダビデ王は自分の権力を利用して部下であるウリヤの妻を奪いました。このようにイエスの家系を見る時、それは必ずしも私たちが考えるような意味での純粋さや清さは存在しません。

【イエスの誕生!】

正しい歴史は私たちに事実を伝えます。神はその歴史を造ることもできますが、人に与えられた自由意思を尊重し、人が作る歴史の中に働かれるのです。そこには喜びの歴史もありますが、痛みや悲しみの歴史もあります。神はその事実の中に入られた、それがクリスマスの出来事なのです。人の世に来られ、人となった神の姿によって私たちは救われるのです。

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