ゲラサの墓男

new-mercies

2018年2月4日   第一主日礼拝

マルコによる福音書5章1~20節

宣教者:富田愛世牧師

【ゲラサ人の地】

イエスの宣教活動はユダヤに限らず、その周辺にも及んでいました。エルサレムの人々から見るとガリラヤは辺境の地であり、異邦人の文化や習慣の入り交じった地方でした。さらにイエスは「向こう岸」へ渡られ異邦人の地へと宣教活動を広げられるのです。それは救いを必要としている人がそこにいるからなのです。

【罪と自由】

イエスがゲラサ地方に着くとすぐに悪霊につかれた男がやって来ました。彼の住む墓場とは、当時町の外に作られました。つまり、彼は人との交わりを断っていたのです。また、鎖を引きちぎり逃げるとは、人間関係に捕らわれることを嫌い、自由に生きていたということです。私たちが罪の中にいて、自由を満喫しているかのように錯覚する姿と良く似ているのです。

【事なかれ主義(普通の生活)】

そんな男がイエスによって悪霊から解放されるのです。しかし、それを知った町の人々の反応は、イエスを歓迎するどころか町から出ていってほしいと願うのです。一人の人が交わりの中に回復されるより、一人を犠牲として追い出し、自分たちの生活さえよければそれでいいという、人間の弱さと醜さが表れているのです。

【彼の居場所】

悪霊から解放された男は、イエスに従い、ついて行きたいと願いました。しかし、イエスの答えは、家に帰って身内の人に自分の身に起こったことを知らせなさいということでした。人にはそれぞれ、遣わされる場所があるのです。この男は異邦人の地で、同じ異邦人へと福音を宣教する働きに召されたのです。

コメントは利用できません。

Copyright 2018 日本バプテスト東京第一教会