よけいなお世話

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2017年10月8日  第二主日礼拝

ヨブ記19章1~29節

宣教者:富田愛世牧師

【3人の友人】

財産を失い、肉体的苦痛を味わっているヨブの噂を聞いた3人の友人が「見舞い慰めようと相談して」ヨブのところへやってきました。しかし、彼らはヨブの姿を見た時、言葉を失い、七日七晩、ただ一緒にいました。

【東の国の文化】

ヨブも3人の友人も「東の国」出身者なので、思想的、信仰的背景に程度の差はあるものの、因果応報という考え方があったと思われます。しかし、ヨブは神が認めるようにヤハウェ信仰をもっていたようです。3章でヨブは自分に降りかかった災いを嘆き、自分の生まれた日を呪います。しかし、不信仰な言葉は語っていないのです。

【友人たちの言葉】

ヨブの言葉を受けて3人の友人たちも語りはじめます。4章でエリファズが口火を切り、8章でビルダト、11章でツォファルがそれぞれ、表現は違いますがヨブが正しいのならば、この災いから救われるはずだ。しかし、救われないのは知らずに犯した罪があるからだと主張するのです。

【よけいなお世話】

3人の友人たちが語る言葉は、世俗受けする、ありがたい教訓のようなものかも知れません。因果応報説にどっぷりと浸かっている私たちにとっても「その通り」と思える主張が少なくありません。しかし、ヨブは3人の友人に向かって「よけいなお世話のおしゃべりはもうたくさんだ」と語るのです。良かれと思って相手を傷つけている時、大抵の場合、加害者は気付いていないのです。どこまでも「自分は正しいことをしている」と思い込んでいるのです。財産を失い、肉体的な苦痛を受けたヨブは、3人の友人によって心にも傷を受けてしまったのです。

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